離婚をし1年後に、結婚9年分の痛みを癒すためにポートランドに2か月暮らしに行ったことがあります。
そこでは、想定していなかった暴力的な環境で暮らすことになりました。
大変でしたが、「これはほとほとイヤだなー」と身にしみることで、かえって自分が大切にしたい幸せな暮らし方を自覚することができました。
その時に「幸せリスト」ができました。2年経ったいま見返しても変化がないくらいにシンプルです。
近頃お会いする方から「やっている活動の広さや華やかさ、ライティングのパンチ力から想像していたのと違う、穏やかな人で驚きました」と言われることが増えていて、おもしろいなーと思っています。
私のテーマはWILD(野性やエロス)とSTILL(静謐さや悟り)の両方のエッジをなるべく広く持っていることなので、自分自身は真ん中にいて、その両極を握っていることに違和感ないんだけど。
人からはそう見えるのですね。
写真は、2019年、シューマッハーカレッジでサティシュ・クマールと。 偉業を淡々とこなし、愛情ある丁寧な暮らしをし続けている尊敬すべき先達。 クラスの休憩時間に、建物の外の小さな花の美しさに目を留め、ゆっくりと触っていた姿が印象的でした。
それにしても、すっぴん(44歳 笑)・・・わたし・・・
わたしの幸せリスト
- 息子と毎日を丁寧に過ごせること
- おたがいさまの関係性があること
- 大切な人(特に息子)に求められた時にavailableな(=私を使ってもらうことができる)余裕があること
- 新鮮な食材で料理すること
- おいしい食事を気持ちのいい仲間と食べること。食事マナーや、声や動きが暴力的な人(特に幼児)と食べるのは落ち着かない
- 海、夕焼け、インテリアなど、生活の中でBeautyが満たされること。カフェやホテルに行きたいと思わなくていい生活
- intellectual(=知的な)刺激があること
たったの7つ。
知的な刺激はとても大切で。掘り下げると、譲れないのはこんなことでした。
- 毎日、学びの時間があること。たとえば午前中に2時間世界中の良質な文章を読んだりTEDを見ること。
- クリーンランゲージ、ストレングスファインダー、NVCなどで、自分を脱暗号化し(=読み解き)、楽に幸せに生きれるための実践的な知を身につけること。
- その知を、大切な人にも使うこと。 他人の命を豊かにすることにも、自分の命の喜びがある。
賢者(Wise)でありたい。
2年後のいま、それを日々できています。驚きとともに幸せを感じます。
幸せリストに乗らないもの
これを見ておくのもとても大切です。わたしは、実業家の娘として育ったり、ボヘミアンヒッピーカルチャーにひかれていたり、「大きいことはいいことだ」の呪いがかかっていたりしたので、それらが自分の本質的な価値観ではないこと、に気づくことは大きな転機になりました。
たとえば、わたしの本質に属さない(けど、なんとなくそうした方がいいのかな、と思ってたこと)にこんなことがあります。これらを断捨離しました。
- コミュニティーで暮らすこと
- 金もうけ
- 不特定多数の人とのふれあい
気づき
というわけで、今ある人間関係で、いったん充分。 何より息子にエネルギーを注ぐことをしたい。そして、自分とのパートナーシップの回復もテーマになりそう。
これが暮らし方のコアとなりました。そこから2年経った今も不動です。
息子は健やかに素晴らしく育っており、自分とのパートナーシップは去年大きく回復しました。
人生かけて、自分がつけてきてしまった不要な垢落としをして、魂の純粋さに還っていく作業がたまりません。
そうね、そんなプロセスがあっての「穏やかさ」なのかもしれません。