育った実家には料理上手な大人がおらず、栄養バランスの悪い食事で育ってきました。それが一因なのかずっと貧血や頭痛や体調不良と仲良しで、小学校から鍼灸院に通い漢方を飲むような虚弱児でした。料理や栄養の知識とスキルがないまま33歳で結婚。だんなさんは西洋医学の家系かつ、お母さんがお料理上手。「今あなたに足りないのは亜鉛だな、牡蠣を食おう」みたいな謎のケアによってやっと「You are what you eat(あなたは、食べるものでできている)」の自覚がわきます。
そこから12年ほど経ち、環境意識の高い世界の友人たちが、自分の体にも繊細な心配りをする姿を見て、栄養や健康の学びを少しずつはじめました。40代前半でです!もっと早くに知ってたら、人生明るかったのになーという後悔だらけ!
私の学びが、他の方の助けになったらいいな、という思いで体験談をシェアしています。
健康への第一歩は白砂糖とさよならすること
手はじめにしたことが、白砂糖をやめたこと。
なんとなく茶色いほうがいいかな、と使っていた三温糖をやめるところから。三温糖は白砂糖と変わりません。
やってみると、砂糖を生活から排除するのはなかなか難しい。ケーキやアイスが好きで、カフェで人と会うのも好きで、外食が多いとどうしても入ってきてしまいます。
でも、排除しはじめたら、明らかに花粉症がなくなったのです!
この効果に感動して継続することができてきました。
白砂糖はコカインの8倍の中毒性があってやめるのが難しいと言われます。
完璧に白砂糖なしで暮らせるまで2年かかりました。
今ではコンロ横の調味料コーナーには糖分はありません。
具体的にどうやっているかはこちらの記事を。
甘いもの=おいしいものではない
尊敬する友人で食育専門家の岩下牧子ちゃんがクラスでさらりと「甘いもの=おいしいもの、ではない」と言ったのは私にとっては脳天にカミナリが落ちるような衝撃でした。
私の育った環境では「おいしいもの=甘いもの」だったから。
経営者でストレスがたくさんあった母は、日に2度はジャンクな甘いものを食べていました。ヒロタのシュークリームのような駅やコンビニやスーパーで目について買っちゃう安価で、添加物がいっぱい入った小麦粉やクリームのスイーツが好きでした。62歳で亡くなりました。
経営者はしていましたが(していたから)両親は出費に厳しく(ドケチで)、外食でデザートを頼めることはほぼなく、いただきものに甘いものが来ると珍しかったり、特別なときだけケーキが食べられたり、と甘いものに「いいもの」というイメージがついていたのだと思います。
「おいしさとは五味」とまきちゃんが教えてくれ、硬い食感や酸味や渋みを「味わい深さ=おいしさ」として知覚することを意識し始めることができるようになりました。
丁寧に作られたお漬物のおいしさや、お酢のおいしさがわかるようになります。
そうして客観的に糖分との関係を距離感を持って見つめると・・・
白砂糖を食べた時の不調に気づけるようになる
グルテン+白砂糖+添加物入りのスイーツ(=ふつうのスイーツ)を食べた後はあからさまに腸がべとつく感じがし、そんな状態を反映したような便が出続け、元気がなくなり、イライラします。ふだんだったら怒らないようなことで瞬間的に息子に切れて当たることも出てビックリします。禁断症状を自覚しているような感じで、1年間くらいは息子に「さっき白砂糖食べちゃったから衝動的に怒ってごめん!」とあやまりザムライ。
板チョコが好きでしたが、午後チョコを食べるとそわそわしてドキドキして仕事ができなくなることに気づきました。食べれば直後に顔に吹き出物が出ます。チョコ中毒で1日に1枚食べてしまうし、それもフェアトレードのチョコなので月にチョコ代だけで10,000円超え(がーん!)
そのため、自分でブリスボールを作るようになったのが天国への道のり。
白砂糖を使わないスイーツを自分でつくれるようになり、いつしか白砂糖が不要になっていました。
ブリスボールのベーシックなレシピはこちら
祝!脱砂糖中毒!
白砂糖が麻薬であることを知ったのが3年前くらい。
調味料をてんさい糖にきりかえ、次にメープルシロップに切り替え、そして調味料コーナーに砂糖つぼをおかずに料理できるようになり、それでもなかなかドライフルーツ(特に死ぬほど甘いメジョールデーツ)や、お土産にもらう白砂糖入りお菓子の誘惑をたてず。それがある秋の日の朝「ジャムやはちみつなしでフレンチトーストを食べてみよう」と思いたち、満足できたのです♡
びっくりしました。フレンチトーストはいわば洋風卵かけご飯、必ずしも甘い必要はないだろう。
どうして白砂糖が止められなかったのか?
いまでもたまに白砂糖が入ったお菓子をいただくと、つい食べてしまうことはあります。そして体調が悪くなりリカバリーに数日かかり、はげしく後悔する・・・
市販のアイスクリームには目がありません・・・
食べるとやぱり腸がベトっとし、指がむくみ、意欲がなくなり、翌日使い物になりません。
でも、食べてしまうのは、つかの間幸せになりたいから。
その自覚ができるだけでも変わります。
友人は「お菓子に手が出るのは、人生に甘さが欲しい時ってわかってる」と言いながら食べてる。
そして、つかの間幸せになるけど、体調不良が1日待ってる。それでも食べるかは、自分で決めていい♡