パートナーと起こる「先にわたしの話を聞いて」闘争。 NVCならこうもできる

恋愛や夫婦関係でのコミュニケーションの相談がよく寄せられます。
「自分の話をまずパートナーに先に聞いて欲しい。でも、相手は、自分の方が痛みが強いから、自分が先に聞かれたいって譲らなくて、どっちが先に聞かれる必要があるかでケンカになる」というケースがあります。私も失敗だらけで・・・完璧なアドバイスは持っていなかったところ、今日見た動画にヒントがあったのでシェアします。ご本人の承諾をとるのがめんどくさいので、内容は少し変えてお伝えしています。
ヨーロッパで人気のNVCトレーナー、Yoram Mosenzon(ヨラム)
彼はカップルカウンセリングもします。
「通常、カップルの間で起こる物事自体はとてもたわいがないことなんだ」

できごと自体が問題ではない

例として「夫のネクタイをていねいに丸めて収納する妻」と夫のいさかいの話を出します。
いさかいの奥底には、それぞれが個別に持っている過去の痛みがありました。
妻には、子供の頃、家族のためにいろんな細やかな家事をして家を整えていたけれど、かえりみられなかったという嘆きがありました。その美しさを見てほしかった。
一方、夫には「また母にコントロールされたくない」という強いプロテクションがあります。
その両方の話が聞けた時、関係性は変わりました。
ごく短いこの話を聞いたとき、私は涙がこぼれました。
どれだけのカップルが、こういう根本原因までいたることなく、表面的な「正義」だけで戦い続けてきているのだろうと。

どう歩み寄っていけるのだろう?

わたしの場合、わたしは情熱型・攻撃型で、元だんなさんは穏やかで回避型。
彼が人徳が高くマインドフルネスであるため、離婚後もよい関係性が今でも続いていますが、わたしがパートナーシップに求めていたのは、こういう根本原因まで降りてつながり理解しあって愛と尊敬を深めあう関係性でした。
わたしが情熱的なまでの攻撃モードに入るからだと思うのですが、ちょっとしたいさかいを解決することなく2−3か月音信がなくて、ほとぼりが冷めた頃に「また食事でもどうかな?」みたいに寄ってくる元BFもいます(その間に、こちらの興味は完全に消え去っているので情熱の再燃はありえません)。
別居してまた戻ってきた元夫もそんな感じでした。
わたしには「まるで何事もなかったかのようにまたsexしたり戻るなんてできない」という強い抵抗感があります。「パートナーシップっていうのは、血を流しながら成長し支え合っていくもの。ばっくれたくせになんだよ」という非難がついているから。
わたしは、この攻撃性と論理性でひたすら直球で伝え続けますが(うざい 笑)、回避型のパートナーたちにはまったく響かず逃げられます、うなぎのように。
私は理解されたいし理解したい。そしていさかいを解決する道を共に探せばいい。
食事も同居もsexもそのあとだろうが、と。
それはもう10年来のテーマです。
自分のことを伝える勇気やスキルがない(と言う)人(=うなぎ)とどう関係性を築けるのかまだ私に答えはありません。そしてまた「うなぎ」タイプの男が好きなのでしょうがない(苦笑)
男の好みを変えるという処方箋しかない気がしています。
そして、ヨラムが関係性について話すとき、こんなアプローチもあるなと思いました。

Be the NEED you want to see in the world.

ヨラムは「僕も”僕の本当を聞かれたい”が強い人」と言います。
その上で、

「To be heard:みんなが十分に聞かれること」が僕が世界にもたらしたいクオリティ(質感)。
だから、僕が先に聞く人(first person to hear)になる。
その人との関係性に、僕が大切にしているクオリティを持ち込みたい(bring)から。

それをガンジーの「Be the change you want to see in the world(世界にみたい変革に、あなたがなれ)」をもじってBe the NEED you want to see in the world. と♡
あなたはどんな質を体現して生きますか?
わたしは「無条件の愛」でした。
長めのプロセスで見つけた時の記事こちら。

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「無条件の愛」の体現。完璧にはできてないけど、1mmずつでもできる場面が増えていることをお祝いしながら生きている。
そして、NVCしない人と恋愛しなくていいんじゃないかな、というのが暫定的な結論でした!
同じ言語を話すことが、パートナーシップにおいては大事なんじゃないかと・・・

写真は、2020年の息子の誕生日に元夫が撮影してくれたもの。
彼が写真撮影が下手だったのも、結婚生活の破綻の一因でした。
それがなぜわたしにとって致命的に大切なのか、みたいないちいちを話し合っていいパートナーシップに転じていきたかった。
彼もわかっているのでしょう「目が開いているところを撮るのが下手で」など言い訳をして笑いました。
(きっと今の奥さんにもダメ出しされているに違いない 笑)
わたしの父は写真部出身で、家族の写真をたくさん撮りためていました。
ほとんど家にいない父でしたが、そこが彼の存在の大きさがあったところで。
わたしの執着は、そのあたりに関係がありそうです。父が亡くなって10年。まだプロセスできないので、いつか、いつか。

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