これからの恋愛を考える:所有と暴力から、無条件の愛へ

よりよい恋愛や幸せなSEXを大切にしています。
SEXも暮らしの相性もあうパートナーと、心穏やかで刺激や成長が共に満たせる関係性があったら理想だなと考えているシングルマザー。
かなり考え実践しているテーマなので、つどつど書き足しをしていきますが、まずは今あちこちでみんなと話してきた内容をまとめて出してみたいと今日思えたので、ちゃちゃっと書いて出して見ます。
地域や社会変革の場に参加するとき、テーマが「家族」や「コミュニティ」になることがこの数年多いと感じています。
こんな世界をつくりたい、と理想を掲げる人たちが、パートナーとの温度差の違いで体調やプロジェクトに不調をきたすこともあって、関係性の近い人とのつながりが基盤だと感じます。

今日ギフトエコノミーのサークルで、シェアハウスやコミュニティビルディングをしている仲間たちと話していたことのダイジェストから、恋愛関係にも応用できそうな話があったのでまとめてみます。

近いからこその暴力がある

今日のギフトエコノミーのテーマは「single story(自分の思い込み、正義、自分が”常識”だと思っていること)」を出て、いかに共感的に他者とつながるか。
それぞれの人生のステージで起きていることと気づきのシェアをします。
家族、夫婦、彼氏/彼女であることで、関係が近すぎて、離れられるのが怖くて本音を言えないこともあるし、遠慮や配慮がなくなって感情丸出しでぶつけたり暴力性が出ることもあります。
暴力性は、いちど親密な関係性の中で出ちゃうととても消すことが難しいと感じています。
ドッヂボール的な応酬になっちゃうことがある。
「許す」ということがしがたいこともあります。

浮気という最大級の暴力

浮気をしただんなさんから「妻のことは本当に愛してるんです。でも受け入れてもらえないんです」と聞くことがあります。わたしの知る限り、浮気しただんなさんを心から許している奥さんは一人もいないです。
根に持っているし、不信感と怒りがある。その状態で愛は発動しないんじゃないかなってわたしは思ってます。
浮気は、男性にとっては、妻を愛することと同時に共存可能な遊びみたいなのだけど、妻にとっては致命傷の暴力に値するとわたしは思っています。

破壊があったなら創造すればいい

そして、そこで「妻」「夫」「結婚」という役割という「常識」の見直しがかかり始めているのも面白い時代だと感じます。
「離婚しなければよかった」という元妻を知りません。
私にとっては離婚は、新しい人生を切り開くすばらしいきっかけになりました。
自分を偽り、日々感じる違和感をなだめながら生きることを選ばず、自分が「ほんとうに豊かだ」と思える人生を選びとる結果になったからです。
「常識」のなかにおさまることも選べたし、その「人生ゲーム」みたいな予定調和も数年は目新しかったり、「常識」によってホールドされる安心・安定感がありました。
そこから出る時はほんとうに怖かったから、強くおすすめはしません(笑)
でも、もう破綻してるなら破壊と創造のプロセスを信じ、一度壊れてみるのも楽しいですよ^^
そこから生まれる命があります。

常識/非常識から無常識へ

家族や結婚という契約制度が揺らぐ中で、目の早い自由な人たちはポリアモリーといった、縛られることのない愛の形を模索し始めています。
わたしの友人にはポリアモリーの模索をしている人たちが何人かいます。
彼らがよくいうのは

あなたを愛することにはコミットがあるけど、
それが、一生一緒にいるというコミットとはリンクしない

NVCの場でこの話が出る時は、自由・尊厳・平等・フロー・自律性(autonomy)などのニーズと共に使われて、特に男性から出ることが多いです。それは無責任に聞こえるかもしれないけど、個別のストーリーを聞いてみるととても納得がいく。命のalivenessにワクワクします。冒険や挑戦が、本質的な男性性の質なのだろうなあと感じる。そのとき、「浮気されたことを許さない女」という自分の氷のようなアイデンティティが少し溶ける感じがあります。
ある素敵な女性コーチがこう語ったことがあります

人も犬と同じ。人生のある時一緒にいて、ある時からいなくなった、それくらいのことよ

ぴったりくる正解は人の数だけあると思うけれど、今わたしは、これからの恋愛シーンではこの許容範囲が上がってくるんじゃないかなという気がしています。
夫サイドがこう言えたらいいのかも?
「かつて恋人として世界一愛してプロポーズした人として、妻として母として、あなたのことは女神級に尊敬していて、あなたなしの人生なんて考えられない。一生添い遂げたいと思っている。これから一緒にやりたいこともたくさんある。同時に探求や自由や刺激や成長や美(は言わない方がいいな・・・)や受け入れられることや自己価値のニーズもあって、自分には、他の人との恋愛がいい人生の刺激になることもある。それを受け入れて欲しいし、あなたにあるニーズも知りたいし、受け入れていきたい。子供がいるから戸籍や財産や生活資金の関係があって、婚姻契約は大切にしたい、でもそれが僕の肉体と精神の自由を制約するものであるなら、僕は婚姻契約の条項を全て満たした上で、離婚する。でも変わらずあなたと暮らしたいし、あなたの人生を経済的にも精神的にも支え、父として子供を共に育てていきたい」的な。

付き合っている、結婚している=所有している=コントロールしたり、自分を不快にさせたら暴言を吐いていい。

という関係性から、

パートナーシップにコミットしてる=相手は人格を持つ他人で、相手の人生はその人のもので自由。自分は寄り添うことはできるがコントロールはできない。お互いの感情の責任は自分でとる。

という自立と敬意のある関係性へ。
そのとき、関係性にある美しさやセクシーさや尊敬は保たれるのではないかな。
恋愛の賞味期限は3年(わたしは1年・・・)、パートナーシップの賞味期限は10年という人がいて、その価値の低減期間がきたら、別のパートナーにしたらいいと思う。
そのときに自立と敬意のある関係性があったら、そのまま素晴らしい親友に移行できると思っています。
心と体のひだを深く自分を知る親友がたくさんいる感じ。

現在の、

パートナーシップを誰かと築きながらコミットはせず、上の空で「他の人と恋愛したい、SEXしたい、長期的な関係性を持ち、愛されたい」って思ってる逃避的な生き方をしている人が多い社会

より、ずっと健全なのではないかと、わたしは妄想しています。
そこに「無条件の愛」の世界があるのではないか?

今日ソーヤー海くんがギフト・エコノミーの回の最後で「常識/非常識って言い方があるけど、僕は無常識があると思う」と言っていました。
無常、impermanence。常ではないこと。瞬間瞬間に人が変わること。

お互いがその時々にもつ命のフローにそって、パートナーシップを生きることができたら。
怖くてドキドキもするけど、美しいスリルを感じます。

というわたしのsingle storyでした(笑)

以下もまたソーヤー海くんに教えてもらって最近溺愛中のエスター・ペレル。
ティーザーよりコピペ

不倫には家庭生活を一瞬で終わらせる破壊力がある。なのになぜ人は不倫をするのか?
ひと昔前まで、結婚は家と家を結ぶ経済活動だった。だがこの数十年の間、結婚は、個人の契約、愛を土台とする。夫婦は互いに親友でもあり恋人でもあり、すべてを満たしあわないといけない。はたして、それは持続可能なのか。
本書は膨大な数のカップルを世界中でみてきたセラピストが、夫婦という人間関係を真摯にみつめ、人間存在の謎と性の複雑さに切り込んでいる。
誰かを愛したすべての人へ。逸脱から、人はなにを学ぶのか。

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