「くふうとまほう」とは、幸せになるためのツールボックスです
このサイトでは、人生で実験してみて効果があったくふうやまほうのシェアを実例とともにしています。
人類史には「どうしたら幸せになれるだろう?」という探求があります。幸福論や人生論と言われる消えない領域です。
「よき人生=The Good Life」とは何か、 どうしたら実現できるだろうか。
医学も商業(交換)も宗教(儀式)もその目的のために発達してきたのではないでしょうか?
もしも人間が「動物」としてだけ生きるのだったら、必要なものはシンプルです。
水、空気、食べ物
ところが、他の動物と大きく違うのが社会的動物である点。
「他人とのつながり」が欠かせません。そこが同時に苦しさと喜びの生まれるところでもあります。
苦しさを克服することと、喜びを持続させ増やすために、人はたくさん考えて工夫して失敗して知恵を積み上げ、今日の社会をつくってきたのでしょう。インフラを作り、ルールを取り決め、ものを発明し。物質化しにくい叡智や美しさは文学や心理学や哲学といった人文科学にのせ次の世代に手渡してきました。
その学びは、いま生きている私たち全員が使えて幸せになれるほど練磨され、充分量があると感じています。錬金術から科学が発展し現代の生活を支えてくれているように。
ただ、どうにも見えにくい。
そんな話をしていたら、息子(当時11歳)がこの言葉を教えてくれました。
十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない
クラークの三原則
私が「くふう」と呼んでいるのは科学。
具体的にはホリスティックな(部分的に課題解決せず統合的に)アプローチをするシステム思考的な技術を使っています。コーチングや臨床心理学やパーマカルチャーのメソッドなどです。
「まほう」と呼んでいるのは、人文科学や身体性やエネルギーからのアプローチ。
再現性があり効果が高いことにおいては「科学」と呼べるほどだと、個人的には思っています。
あえて科学と言わずに「まほう」と呼んでいるのは、定義づけようとした時に、言語化できる以外のものがこぼれ落ちてしまうからです。
「まほう」を一言でいうと、潜在意識(目に見えない領域)を整えることで、顕在意識(知覚できるもの・科学的なるもの)を変えていく技術のことです。
この両方のいいとこ取りをしています。
コーチングとまほうの違い
私は「まほう」の存在をあまり知らずに40年近く生きてきました。
そのさわりに触れたのは、UC Berkeleyにいるときに受けはじめたコーチングでした。
そこで学んだ一番のことが、これでした。
過去と他人は変えられないけれど、いまと未来と自分は変えられる
恥ずかしくも私は過去や他人への執着が強く、この学びを血肉にするのに数年かかりました。
コーチングは、ある程度の冷静さや客観性を取り戻すには十分でしたが、顕在意識(頭で思いつけるレベル)を扱うことに特化していると感じました。
引き続きトラブルは起き続け、人生は少しは好転しながらも楽にはなりません。
もぐらたたきのような毎日でした。
「根本的な何かが変化しないと、人生はゆるやかに悪化し、生きたい人生を生きれない」と焦りを感じました。
NVCとの出会いで、人生が好転しはじめます
そんな時に出会ったのがソーヤー海くんから名前を聞いたNVC(non-violent communication)でした。日本で初めて開催された10日間の国際合宿(100人以上で寝泊まりするビッグコミュニティ!)に飛びこむと、そこは、不思議の国のアリスの白うさぎが飛び込んだ穴のようでした。
NVCコミュニティにはプロの臨床心理士たちや一流のコーチや、トラウマや悲劇的な経験を持つたくさんの人がいました。
それぞれの傷や経験を乗り越え、見た目も心も「自分らしさ」にあふれ慈愛があり自立している。わたしがこれまでに知り合ってきた人たちとは違う、聡明で優しくて強くてしなやかな人たち。
潜在意識にアクセスする手法をよく知り、エグゼクティブコーチングもするような彼らから、いくつものカウンセリングメソッドや新しい組織論を聞きます。
幸せになるには、通るべき「大広間」と秘密の小道がある
そこから数年(数百万円かけ)あらゆるカウンセリングメソッドを試しながら不思議の国を歩いていると、どの小道も味わい深く、自己理解が進みます。
それだけでも楽しいですが、小道がつながっているいくつかの”大広間(ホール)”の存在に気づき始めます。その”大広間”に到達すると、迷路の全体像が類推できレベルアップする手応えがあります。幸せになる秘訣がだんだん見えてくるのです。
推理小説を読み進める感覚にも似ています。
どんな小道を通ってもいつかはそのいくつかの大広間を通ることになる。らしい。
なんだ、この大広間の感覚を早くから知っていたら、どれだけ人生から暴力性が減っていただろう。と思いました。部屋には、ワンネス・コンパッション・自己受容といった名前がついています。
小道を遊び、大広間を巡り、同じエッセンスや友達に繰り返し出会い学び合う。その旅を続けているうちにいつのまにか人生が好転しました。
トラブル発生率が大幅に下がり、幸せな人生へ流されるような外的な環境変化がおきました。
それから8年たった今の私は、当時とはまったく違う暮らしをしています。
身も心も家庭も商売もボロボロで何度も息子との心中を考える日々から、毎朝「今日はどんな遊びをしよう!」とワクワクして目覚め、手仕事が中心の丁寧な暮らしをし、自分の超感覚や経験を100%生かしたコーチングの仕事で、たくさんの方の幸せをサポートし感謝され、親友や仲間になっていく。単価の高い仕事で自分の命に必要な貨幣をいただき、以外の時間は地球をよくする活動をボランティアでしている。コミュニティに根づき、社会をよりよくしようと働く世界中の尊敬する人たちとつながり、身近の愛する人たちと笑いあい支え合い、人生を楽しみ、今日の自分の命を、見たい未来をつくるために使い切った!と自信と感謝を持って眠りにつく、そんな毎日への変化です。
どんな生活かはインスタグラムからのぞき見できます。
この「白うさぎの穴」の存在を知ったら、みんなはもっと簡単に幸せになれます。
昔は宗教がその玄関口をしていたのかもしれません。
いまでは日々の生活から直接無理なくその大広間に、たいしてお金をかけずに行く方法があると思っています。
お金と年月をかけて体を張って学び続けているからこそ、タイプ別に合うツールもわかってきました。
工夫も魔法も「ハイブリッド」がおすすめ。ひとつだけでいくよりも、それぞれの方の状況や個性に合わせた組み合わせがあります。
自分が満たされ余裕が出ると、あれこれ試し回り道をするのは先達だけでいいと感じます。私なりの「近道マップ」を配布することで、周り道する人が減ったらいい。
人生は3Dの体験なので、2Dの地図はあっても、立体的な体験を通して歩くもの。
そのために、お恥ずかしながらこのサイトでは私の生々しい話をシェアしています。リアルケースからの学びが大きいと思いますので。
幸せって、そもそもなんだろう?
幸せの質感の細部は人によって違いますが、本質は数個に絞れそうです。
体と心の安全が守られること。 愛(優しさ、思いやり)、笑い、よろこびがあること。
極端なお金持ちになることや、欲しいものが何でも買えたり、好きになったすべての人と両思いになることは、エゴ(自我)が求めること。エゴを外して行った先に、すべての人の幸せが満たされる場所があると信じています。世界にはその場所にたどり着くための十分な叡智があります。
そして、すべての人には無限の可能性があります。
すべての人が持っている自分の可能性とつながり直し、生き生きと自己表現して生きる時、地球はどんなに美しい場所になるんだろう。
すべての人がお花だとしたら、時にふんわり、時にぱっかり、時にキラキラ開花して、呼吸するようにつぼんだり、しっとりしおれてみたり、また輝きとともに咲いたりするイメージです。
多様で香り豊かで美しく輝いている。みんな違って、みんないい。そんな色とりどりの個性が匂い立つお花畑の世界を見るのが私の願いです。