ここで「ギフトエコロジー」について解説しました。
次に「ギフトエコノミー」について、私なりの解説をしていきます。
「ギフト」は、正解のない実践の世界なので、実践者の数だけ定義があると思っています。
これはあくまでも私のコンセプトにすぎず、実践者としての実況中継をして、ご関心のある方が実践される際の考えの試金石になったらいいな、くらいの感じで書いています^^
私にとってのギフト”エコノミー”とは?
ギフトエコロジーのコンセプトを共有していて、かつ親しい関係性では、お金のやり取りを介在しない、時間やアイデアの交換をしています。そして、こちらの「人間関係のゾーン」に即して「貨幣以外の資本でもOKな等価交換」を採用しています。
世の中的には、この貨幣以外の等価交換をギフトエコノミーと呼ぶことが多いように感じています。
「ギフト」の文化人類学的な本来性からみると、私には違和感はあります。
が、一般的にはわかりやすいので、私も今はこの「バーター」を「ギフトエコノミー」と呼んでいます。
ハードコア・ギフティビストの間では「バーターはギフトではない」と言われています
人それぞれが持つギフトで交換し支えあう取引のかたち
という意味合いで私は使っています。
過去の経営者としての経験から、貨幣が社会の唯一神的な交換手段である現状は退屈なものでした。
今も、お金がついている仕事(や配当のいい株)はつまらない仕事や地球を破壊する仕事が多いと感じています。
一言で言うと色っぽくない。
貨幣以外のオプションを増やすことで、社会がより豊かで幸せになるという強い手応えがあります。
開発コンサルタントとして世界のあらゆる貧困も見て、貨幣の量が幸福の量とリンクしないと実感しています。
そこで、自分のビジネスでは貨幣ではない支払い方法をオプションで持っています。
設定している価格は妥当と感じている一方、いまの社会で貨幣を入手するためにかかるエネルギーは過剰だとも感じています。
貨幣以外の資源を私たちはそれぞれ持っており、貨幣だけに頼る必要はないと考えています。
そのため、関係性に応じて、それぞれの人の持つギフトと私のギフトの交換に、バーターやワークトレードを採用することがあります。
いまは料金の一部またはすべてを、生活に必要なものでお受けすることがあります。
詳細はこちらに。
「貨幣以外の資本」について詳しくは、パーマカルチャーの先輩の「8つの資本」というコンセプトを日本に広げるプロジェクトを持っています。勉強会などにゲストでうかがえますので、必要な方はお問い合わせください。
学生時代のヒーロー、中沢新一さんがずっと研究されている贈与論。
「贈与する人」
記事に出すには文章が荒いですが、速度優先で!