中央区(東京)に住んでいた時は、チャリで銀座の松屋や三越の地下で贈答を買ったものです。鎌倉に越してからは、豊島屋さんなどステキな贈答も選び放題、銀座に出る必要ありません。
ただし、梱包材が多すぎると感じることや、必ず白砂糖が使われていたりと、自分の倫理にあっていないものを選ばざるをえないことに違和感が出てしまいました。打開策として、家庭で作ったものをお持ちすることが増えました。必要な時に必要な量、相手の方を思った味でつくれて、梱包材も工夫できるので。
男性でも召し上がっていただけるミックスナッツは出番多し。
スパイスとオイルで味付けしたシンプルなレシピはこちらに。
つくり続けているうちに腕もあがり勘がついてきます。もしや、アメリカ行く人に必ず頼むあの魔術的なトレーダージョーズのスイート&スパイシーミックスナッツをキッチンでつくれてしまうのでは?!野心がむくむくわいてきます。調べると、おなじ穴のムジナ♡ハックレシピをいくつか発見。たとえば。
Sweet & Spicy Roasted Pecans (a trader joe’s hack)
見ながら試作を重ね、自分好みに落ち着いたレシピがこちらです。
ナッツをローストする
諸説あるのですが、ナッツの酵素抑制成分を無害化するために私は生では食べません。ローストするか、浸水してから使うようにしています。マカデミアナッツとくるみは生が好きなのと、生で大丈夫とする説が多いので生OKにしています。詳しくは「ナッツ、酵素抑制剤」などで調べてください^^
オーブンを170度に余熱。余熱がすんだら天板にオーブンペーパーを敷きナッツをぎっしりシングルレイヤーに乗せて15分。ロースト具合を見て、ざざっとかき混ぜ、プラス5分くらい(オーブンによるので、色と香りで判断♡)。余熱で焦げていくので、「これでよし!」と思えたらオーブンから引き上げておきます。あとでフライパンでローストするので、少しローストが甘めでもOK。
私はパーマカルチャーオタクなので、夏はソーラーオーブンでローストしまくっています。
10分くらいでこんなにこんがりできます。Before(右)After(左)。
(万が一、ご興味があるかもしれない方向けに)私が持っているサンオーブンはこれ。日本で買うと8万円・・・。日本ではこれしか買えないようです。
私はアメリカで購入し航空便(25,000円くらいした)で送り、結局7万円くらいしました。
アメリカで買ったら半額。使ってみた結果、オプションはなくて大丈夫。鍋やパウンド型はテフロン加工されていたりと安全性が低く、いちいちでかくて場所もとります。使ってません。
デハイドレーター(日本amazonだと”脱水ロースト”って書かれてる。確かに日本語ないですね。フードドライヤーの方がわかりやすいかな?干しフルーツとかをつくります)に好奇心があったし、使ってはいます。が、仕様で、1か月半消えないやけどを負ってしまい、太陽の威力を知りました^^ 夏は高温になるので、軍手を使うようにしてます。
デハイドレーターのつくりはたいしたことはなくて、100均でてきとうなラック(バットの中に、天ぷらあげるときにおくやつ)を買って、何らかの工夫をして2−3段積み上げればOK。なので、この300ドル(3万円ちょい)のセットでいいと思います(アメリカで買えるならば)。男子だったら預け荷物で持ち帰れると思います。成田から宅急便で2千円以内かと♡
ローストナッツにコーティング
ローストナッツに「甘辛のもと」をコーティングします。料理ができなかった頃はアメリカではじめてキャンディードくるみを食べて「どんな魔法でこんな衣(ころも)をかけたんだろう!」と思っていました。なんのことはなく、誰でもフライパンでできまーす!
フライパンでカラメル状の液体をつくります。白砂糖を使わないように気をつけているので、メープルシロップかてんさい糖を使います。メープルシロップなら原液のまま、甜菜糖なら少しの水と一緒に火にかけて、私はせっかちなので強火でガーッとカラメルに近づけていきます。粘度をみながら、まぜまぜ。
白砂糖を使わない理由はこちらに。
カラメルというにはまだ水っぽさが残るところで、油分を投入。差し上げる人の好みによりますが、基本は質の高い植物油(私は米油を使います。”オリーブオイルを加熱してはいけない”という説を(今は)信頼しているため)。より風味を足したいときは、自家製ギー(無塩バターを純粋化したもの)を。ささっと混ぜて乳化させます。パウダースパイスもここでまぜまぜ。
目下最愛の”MEX MIX” を。
このタイミングでパウダースパイスを入れるレシピも試してみたところ、スパイスがうまく絡まずフライパンに残りちょっともったいなかった。ので、パウダースパイスはリキッドに混ぜ込みます。火を入れた方が香りも立つし♡
まんべんなく混ざったら、ロースト時に使ったオーブンペーパーに戻し、ならします。10分ほど放置。
15〜30分して糖分が乾き始めベトツキが弱まる頃、ヘラでパシパシ叩いて、ひっついているのを離します。
1時間すると熱がとれるので、手でさらに一個一個にガガーッと崩しできあがり!
メープルシロップはカサカサになります。メープルシロップの瓶が必ず糖分で密閉されてしまうことに辟易している方も多いのでは・・・?(私はフタは捨てて、小さなジップロックをかぶせています。すぐカビたり変質するので冬でも冷蔵庫保存)
てんさい糖で作った方が、シズルがありますね。
自分のテーマでミックス!
私の生きるテーマは「Sexy & Punk」。美容院でもそうお願いしています(笑)いい塩梅(あんばい)に仕上がってきます。有名人でいうと、アンジェリーナ・ジョリーやヴィヴィアン・ウェストウッドが好き。
本業はコミュニケーション・コーチやカウンセラーをしている時は、相反すると(いっけん)思われる質を自分で制御しきれないクライアントには、そのふたつの質を「●●●&●●●」で統合するように宿題を出すことも♡
自分のオリジナルの配合をつくってみよう!「Joy & Elegance」「Fun & Chill」などなど。
トレジョー・ナッツにどれくらい近づいたのか?
正直、結構ちがいます。トレジョーのはもっと麻薬的なあと引く味。
材料を見ても、INGREDIENTS: PECANS, SUGAR, CANOLA OIL(菜種油), SALT, SPICES.
スパイスについてはcayenne, ancho chile, and paprikaとのみ。
このancho chileがポイントなのかな?識者の意見を調べると「ancho chileは、メキシコや西南アメリカで一般的に使われる唐辛子です。なければmulato や guajillo chile peppersが代わりになります」とのこと。
うーむ。。。「かぼすは四国では一般的な柑橘です、なければシークワーサーや柚子でもいいですよ」って私には読める(涙)それ、けっこう違うよなー。
たぶん、それくらいの違いなのではないかと思います。
アメリカに行く友人にお願いしよう、ancho chile。