つぶしたあんこが好きです。粒あんより上品さがある気がして。
おいしいたい焼き屋さんや和菓子屋さんがたくさんあって、お店でつくるあんこも手に入る鎌倉。
でも、白砂糖じゃない甘味で作りたい!以前、「FINAL STRAW 自然農が教えてくれたこと」のプロデューサーで養生オタク♡の辻かおりちゃんが作ってくれた、レーズンで甘味をとったあんこがめちゃくちゃ美味しかったのを思い出して、アレンジしてみます。
白砂糖を使わない理由はこちらに。

白砂糖を使わない代わりに、家にあるあらゆる甘味を使います。
ロンドンで買ったデーツのブロックを使ってみたくて開封♡
そして、玄米水飴。

デーツブロックを見つけたのは、意識高い系Bootsとも言えるHolland&Barrettで。イギリスのあちこちにあるチェーンです。グルテンフリーやスーパーフードも多く、ドライフルーツのクオリティの高く、コベントガーデンのお店ではナッツやドライフルーツの量り売りもあって。もう、夢のようなお店でした♡


小豆を軽くザルで洗い、厚手のお鍋に水と入れて。あらゆる手作りの先輩大谷春江ちゃんが「昆布入れると早く煮えるよ」と教えてくれたので入れてみます。

10分ほどして沸騰したら、古新聞と毛布にくるみ保温調理で朝までおきます。

朝起きて毛布をめくってみると、まだ湯たんぽみたいに暖かい。1月だというのに。
煮ても煮てもシワが消えずつまんでも固く、あと何時間煮ればえーねん?という「豆あるある」ありますよね。昆布効果か?ふっくら膨らんでいます。まだ食べれるほど柔らかくはないけれど。


すべてを活用したいパーマカルチャーデザイナーとしては、この煮汁も使いまわしたい。
体質に合うからと岩下牧子ちゃんからオススメされ、小豆茶を飲んでいる今日この頃。
焙煎された(だけ)の小豆だのに、お茶として販売されると高いから(しくしく)、この煮汁が使えないかしら♡と飲んでみるも・・・「しぶ出し」と呼ばれるわけです。渋いです。いさぎよく捨てます。
(2020.01.04 補足)平方亜弥子ちゃんから情報提供あり♡染料になるそうです。茶色ピンクに染まるそう。楽しみ!
ひたひたに新しい水を張って、デーツと米飴と醤油少々(これも春ちゃんからの魔法伝授♡)を入れて沸騰。そしてまた古新聞と毛布でくるんで保温調理。
長時間煮ることで光熱費もかかるし、何より地球資源を使いたくないので。レシピ本に「1時間コトコト煮込んで」と書いてあったら、もれなく「古新聞と毛布をかぶせて3時間おいて」と読み替えてOKです♡
無印良品の記事をご参考にどうぞ。
保温中は調理中

豆はむしろゆですぎな具合に、昆布は融解直前です。
味を見ながら水分を飛ばしていきます。
ブレンダーを鍋に突っ込んで「こしあん化」していきます。味見をしても違和感ないし、もう昆布はこのまま入れ込んでしまおう。
昆布と醤油が入ったせいでしょうか、ちょっと田舎っぽい味になっている気がします。
(そもそも豆料理って、どうもどんくさい味になりがち)
優雅さを追加するために、メープルシロップとシナモンパウダーとコリアンダーパウダー、挽きたての黒胡椒を追加。
これがもう♡シナモンとコリアンダーの香りで悩殺直前♡
媚薬系スパイスなら軒並みいけるのでは?とナツメグも試してみたところ、あんまり効きませんでした。
シナモンとコリアンダーパウダーがゴールデンマッチ♡
あ、ゲランドの粗塩を強めに入れました。粗塩なのに典雅。塩を入れることで甘みが強くなる、という魔法。
