まほうつかい業をセーブして、飲食業をはじめ3か月半が経ちました。
まほうつかい業は97%が女性のお客様。一方、飲食業は老若男女いろんな属性の方がいらっしゃるのが新鮮です。
そんななかで一番の驚きが「魅力的な高齢の男性が多い」こと。
バツイチ48歳の私の恋愛ターゲットは主に年下なので、うんと年上の方は恋愛対象とは見てきませんでした。
70歳前後なんだろうなあと思う方で、この方だったらまったくもって若い女性にモテるだろうなあ、というかたが何人かいらっしゃいます。
分析マニアなので、こっそり分析してみると、こんなポイントがありました。
- いい匂いがする
- 言動が紳士的
- おしゃれ
- 若々しい
いい匂いがする
彼らは共通して、どこのものともわからない、かそけき、でも個性を主張する芳香がします。洗濯洗剤ではなくて香水(トワレかアフターシェーブ的な何か)をつけている。
1年暮らしたパリでは、ブランドが明らかにわかる香水をつけるのは野暮でした。
お金持ちの町ほどいい香水専門店があって、調香師さんにオリジナルの香りをカスタムしてもらうもの。
住んでいた16区やマレは、映画のように目を引く男女の多い街。
50代以上の方が特におしゃれで自分の個性を知り尽くしたファッションをしていました。
今でもその人たちの動作や身につけていたものが鮮やかに脳裏に浮かびます。
記憶をハイジャックするかっこよさでした。
そんな人たちは、すれ違う時に必ず、いい香りがする。
お店にいらっしゃる魅力的な男性からもそのような香りがします。
加齢臭、汗、頭皮の脂質、服やかばんの垢じみ、尿もれ・・・のような匂い皆無、もちろん口臭はありません。
言動が紳士的
これも共通して、20代から40代の私たちに偉ぶることなく、優しく友人としてお話ししてくださいます。身のこなしも優雅で暴力性を微塵も感じさせないばかりか、友愛にあふれています。
目を見て「ありがとう」と何度も言ってくれ、時間や食事の用意への配慮の言葉をくださいます。
おしゃれ
ファストファッションや量販店では買えない、肌に心地の良さそうな素材感のお召し物で、杖やサングラスやブローチといった小物まで気が利いています。
デザインやダンスやアートのお仕事をされている方も多く、若くて魅力的なお友達をお連れになります。
その方々がまたクリエイティブでおしゃれで、セットでいらっしゃると目を奪われます。
若々しい
年齢を感じさせない「はり」があります。多様な経験のある、いい人生を送られたのだろうな、と顔の皺や笑顔や話し方、会話のはしばしにあふれるエピソードから感じます。
前向きで、楽観的で肯定的な言葉を選んで使われるので、お話ししていて楽しくなる!
ゆっくりこの方の人生という書物を一緒に読ませていただきたい、という好奇心が湧くほど。
そして、そんな整理をしていたら、クライアントにも多いセックレスの分析にいたりました。
セックスレスの女性サイドからの原因解明
「セックスレスはベッドの前から始まっている」という言葉があります。
萎えてしまうのって、服脱ぐ前からの蓄積なんだと思うのです。
上述の通り、クライアントの97%が女性なので、男性サイドの「萎え」についてはわかりません。
男性に萎えられたことがないので、実感としてもわからず。
もっぱら、女性サイドからのセックスレス=男性に性的魅力を感じなくなる時について、少し考察します。
奥さんからセックスを拒まれる時、それまでの日常生活で何が起こっていたかを振り返ってみる必要があると思っています。奥さんたちがダンナさんに身も心も萎えるポイントは共通しています。
きっぱり、これです。
- 不潔
- パワハラ・モラハラ
- カッコ悪い(外観)
- カッコ悪い(内面)愚痴が多い、家に入るなりため息つく、文句が多い、家にいると辛気臭いなど
そして、この基準値が女性と男性で差が大きいこともあると思います。
ダンナさんは3−4日お風呂に入らなくても、同じ下着や服を着ていても気にならないけど、他人でもあり感覚に敏感な女性には耐えがたい匂いだったりします。それを洗うときの不快感などが累積する人もいます。
パワハラ・モラハラは、パトリアラキーにやられている人ほど感覚が鈍化していて、自分が行っているという自覚がないので、より意識的である必要があると思います。
自分が硬派で古いタイプだと思ったら疑ってみると良いかも。それが理由で避けられているかもしれません。
パトリアラキーは家父長制と訳されますが、男尊女卑というよりも広域な意味を持ちます。
力がある人が、力が少ない人に行使する暴力全般を指します。
欧米では、パトリアラキーに敏感であることが今は社会的聡明さになっています。
詳しくは、ソーヤー海くんの記事一覧からどうぞ。
これ外せると、、、女性にモテます、絶対。
3.4については、結婚しても他人だし、恋人の緊張感を持ち続けることが肝要かと。
そして、この4つが、お店にいらっしゃる魅力的な高齢の男性の分析と合致しているではないですか♡
セクシュアリティを感じるのは、複合的な要素がある
その物理的・生理的・精神的な不快感によって、女性の愛は冷めてしまうのです。
いろんな女性がいると思うけれど、私は動物的な直感に従って生きていて、「この人と恋愛したい」は一瞬でわかります。同じように「この人もういいや」も一瞬。
女性には、本能的にそんなセンサーがついている気がします。
その針が「この人やだ」に振れ、振れ続けると、戻すのが難しいなあと思います。
男女の関係性がこじれる時「どっちの言い分が正しいのか」論争になることがあるのですが、ポイントは正誤ではなくて「まだ俺のこと愛してるって言って。大切にして」っていう悲痛な叫びと「あなたのロジックや暴力性がうざいから、フリーズしたり適当にいなしてきたけど、もう愛情貯金すっからかんです」のすれ違いだったりする。
愛の取り戻し方は、女性のタイプによります。
ご参考にしてみてね♡
トップの写真は、私が魔法的にセクシーだなあと思う料理をつくるフード・アルケミストのえりこちゃん作、いちごとアガーのゼリー。月に2度、generalstoreでえりこめし、召し上がっていただけます。
スパイスやフルーツの香り、食感、無国籍な味、混ぜ合わせの妙、食べる人たちが五感を追うことに意識がいく、瞑想体験とも言えるフード・エクスペアリエンス。お楽しみください。