わたしにとってNVCの「ニーズ」は誰とでもつながれる世界共通言語。そんなに外国語力が高くないわたしですが、ニーズの単語を暗記していることで誰とでもつながりやすく、特に「これは!」と思った人と短時間で親友になることができるようになりました。
年末年始には、この「ニーズ」が一覧になったシート1枚で大切な友人や家族と1年を振り返り、来年の抱負へつなげます。きっと、言葉を尽くさなくてもニーズを伝え合うだけで、たがいのハートに触れることができるってわかります♡
今年の振り返りはこちらを。
ここでは、来年満たしたいニーズを見ていきます。
今年の振り返りには、カレンダーや日記を使うので15分くらいかかります。
そこを振り返った爽快感で見る来年。満たしたいニーズはみんな5分くらいでピックアップできます。
わたしは今年は、オンラインで参加してくださった方と3名で振り返りました。
いつもは6人くらい参加することが多いので、とてもゆっくりして美しい時間でした。
チェックアウトでは「打ち解けた感じで、正直さを表現できたし、受け取れた」とお言葉をいただき、
男性参加者の方からは詩的で深い感謝の長文メールも後からいただきました。
ぜひこの豊かな時間を年末年始にとっていただけたらと思います。
やることは、本当にただ・・・ニーズを選べばいいだけ・・・。
そこからの気づきを自分で整理することと、仲間とシェアしフィードバックをいただく時間が醍醐味です!
2020に満たしたいニーズ
来年満たしたいニーズを探していると、おやおや、来年のみならずいつも満たし続けたいニーズがあるなあと気づきます。
いつも普遍的に満たしたいニーズ
- 心と体の健康
- ニーズを満たすパワー
- 感謝
- つながり
- 調和
- 愛
- 美
- フロー
- クリエイティビティ
- 自己表現
- 本物であること
今年はこのワークを40人くらいの方とやりました。その中でよく上がるのがWell-being(心と体の健康)。
わたしの場合は裏には効率性のニーズがありそうです。
選んだニーズの裏の裏も見ていくと、自分をより知れるので、さらに掘り下げていくのオススメです。
2020に特に満たしたいもの
強く主張してくるニーズはふたつ!
なげくこと(mourning)と癒し(healing)。人に話すと固まられるような出来事もあるドラマティックな人生で、前へ前へと進んできて、これまでやってきていないので、そろそろ。
なぜかなげくこと(mourning)やwell-being(心と体の健康)を見ているとディープに泣きたい瞬間が人生にあります。希求があるのだろうな。と気づきます。
どうありたいのか?という存在論的なところまで降りていくと・・・
いつも元気で整ったまほうつかいでありたい
という願いがありました。
そして(やるべきことを)シュッとやりたい、そしてぎゃははって大笑いしてたい。
そこにある質はユーモア(humor)Xよろこび(joy)!
海外から来るパーマカルチャーやサステナビリティの実践者、ラテンの国の友人たちや、今年の最愛の女友達、アズミンやミオといるときにつながる質感。健康的で愛があふれていて、丁々発止でパーンと進むコミュニケーション。そこで愛と理解と絆が無限にあふれ増えて信頼になっていくこと。そういうコミュニケーションができる人たちと、長期的にやりとりし、見たい世界を遊びのように精力的につくっていくこと。
ニーズを満たすパワー(power)で、みたい世界をつくりたい(わたし、環境活動家でもあるのです)。
そのために必要なニーズは、自己表現(self-expression)、ほんものであること(authenticity), 能力(competence)
そうだそうだ、やっぱりそこに情熱を感じるぞ。来年はもっと英語を極めよう!と具体的なアイデアも出てきます。
もっと言えば来年は「恋人」も満たしたい。そんな人が好きなんじゃんか。そんな価値観が合う人たちと生きたいんじゃんか。そんな友人は世界にたくさんいるが、パートナーだけがいない。そこ、本気でやっていいんじゃないの?
「恋人」で満たしたいニーズをさらに見ていきます。思いがけず地味。そして本質的に必要なものがある気がする。
- パートナーシップ
- おたがいさま(mutuality)
- スキンシップ
- 信頼
- 感情的な安全
- 受け入れられること
- ケアすること/されること
- 理解すること/理解されること
- コミュニケーション
気づいたことをシェアする
ここまでニーズの特定ができたら、自分の気づきのシェアをします。
わたしは家で家事をするときに、気分を上げるためにリリー・アレンとかをガンガンにかけて踊りながら作業することがあります。
でも来年をニーズを通した質感で見ると、そういう感じじゃなさそう。トーンダウンすることがよさそう。
そして、評価への恐れがあることに気づきます。わがまま放題生きてきてるが、意外にも・・・
感想をもらう
一緒にワークをしている人たちから、彼らに見えていることや感想をもらいます。
わたしがいただいた感想はこんな。
- シェアしたい、貢献したいが強いと感じる。そのために自分が良い状態でいることを大事にしている。
- ダメなことを何度もする、ところに秘密がありそう
- パーマカルチャーの話をしている時、いい顔をしている。love, hope, humor, joyにあふれている
感想をもらって気づいたことをシェアする
うすうす気づいていたのは、自分が瞬間的な快楽(pleasure)に弱いということ。
ちょっと色気のある関係性、甘いもの、美味しい食べ物などに中毒がある。そこにある恍惚がほしくて、同じことを何度も上書きしている。
その恍惚に張り付いている破滅的な感覚に美や快楽を感じるから手放せないところがある。
でも、それは自分に毒になっている。
男とうまくいかなければ落ち込むし、食べ過ぎでいつも体を壊している・・・
そこで!ニーズベースでみたら、なにを欲しているんだっけ?と見ていくとパートナーシップだった。
信頼でき、たがいのすべてを理解して共有するパートナーとの関係性。
このワークはセルフでやってもいいし、誰かとやるとさらにいいのは、外からの情報をもらえるから。自分では見えない角度の気づきで、自己理解が深まり、よりスムースに人生を生きるヒントにつながります。時にはそれが人生を変えるようなツールになったりします。自分のこととはいえ、うちに潜るだけでなく、なるべく外部の人とシェアしあうのをオススメしています♡
写真は、今はお別れした彼がくれた蘭。陽を浴びて美しくて、この一枚を撮るのに、30枚撮ってる。それでも生の美しさには及ばず。でも肉薄することをあきらめたくなくて。NVCを使い続けるのも、そこかな。瞬間の美しさに肉薄しすくい上げ、はかなく消えちゃう美しさをつかんで理解し記憶にとどめたい。