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愛=お金+時間+想い+表現

1974年生まれの私は第二次ベビーブーマー。親は第一次ベビーブーマー、すなわち戦後すぐに生まれています。母方の実の祖父は英語ができアメリカ軍からガムやチョコや砂糖を譲り受けて船橋の駅前で商店を始め成功していた人でした。連判で財産をなくし、家族は離散することになります。父方の曽祖父は愛知の地方の名士で呉服屋を営み田畑を持っていましたが、これまた連判で財産をなくし、長男だった祖父は大変な苦労をしたそうです。名古屋に越すと伊勢湾台風で家が流され、父にはその経験があります(大変だね!)
ものもお金もない時代に育った両親たちは、お金の貴重さを痛いほど味わってきたと思います。
母が養女に入った先では、母13歳の時に大黒柱が亡くなり、残された女性たちは苦労をしました。大学時代には「守銭奴」と言われるくらい母にはお金への嗅覚が備わっていたそうです。
私が物心つく頃には時代はバブルの絶頂、両親は毎日終電・徹夜で働きまくっていました。週末には不動産の内見に行ったり、所有アパートの手入れをしたりが日常。
母は私にお金を渡すことが好きではなく、私は母から学業に必要なお金をもらうことにすらとても苦労しました。そのことをNVCの名トレーナーに扱ってもらった時の記事はこちら。

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お金が必要だったので、高校時代には年齢を偽って単価の高いパーティーコンパニオンのバイトをしていました。
起業家教育を中途半端に私にほどこしたかった母のおかげで、中途半端にお金への嗅覚がつき、「換算」がとても上手になります。若くて技術のない女の子がお金が欲しかったら、若さや美しくあることや時間や愛情をバーターに、お金を筆頭とする資源を得ようと思うのは自然の流れでした。

私には、それだけの価値しかないの?

その癖が抜けないところがあるのか、自分に恋人がかける資源に敏感なところがあります。換算して愛の量を測ろうと無意識にしているのかも。
好きだった人への関心の糸がプツッと切れる瞬間があって、そこから恋が終わっていく。
それは、なんかしらの「がっかり」があった時。
2つのケースでNVC的にみていきます。

ケース1

まず事実を観察してみよう

つきあい始めて数週間、不倫で連絡を取ることが難しく、月に一度会えればラッキーくらいの人がいました。電話もできないので、zoomで会うのを定例化しようと初回を決め、とても楽しみにしていました。つながって顔を見たらすぐに「zoomがモバイルルーターの容量を食っちゃって後日使い物にならなくなっちゃうから、今日はやめよう」と言われます。

ストーリーが作動します

あれ?元だんなさんは結婚前リビア*で仕事をしていた私に月に十数万円*(から数十万。忘れちゃった)の通信費をかけて電話やSMSをくれてたけどなー。と、ちらっと比較しちゃいます。
恋のはじまりの時期は、厚めにエネルギーかけるんじゃないのかなー・・・
モバイルルーターをもう一つ契約しても月に数千円。それを、わたし用に使い分けることもできるし、「今日はzoomが適切なツールじゃないってことがわかったから、今日は電話にしよう。かけ直すね」ですぐ電話で愛のフォローアップを私ならするけどなー。(彼はテンパってて、なんだったらモバイルルーターの自分にzoomのセットアップをする私が悪いくらいのエネルギーが聞こえました・・・)

* 当時リビアはカダフィ政権で、外国人は携帯電話の契約を許されていなくて、携帯は衛星電話。blackberry使ってるジモティーに「それは無線機か」と言われるような巨大な電話(笑)。わたしに海外から電話をかけると1分300円かかりました。ホテルの、電話線程度のインターネットはらちがあかず、ネットカフェでやっとADSL程度の回線でskypeに繋がれたり繋がれなかったり・・・という時代。
元夫はホテルに直接かけてくれたり、衛星のSMS(ショートメールサービス)を駆使したり、がんばってくれました。そういうチャレンジが好きな人でもあり。

解釈が走ります

「そんなに私のことが大事じゃないんだな(がっかり)」と気持ちが終わり、別れを決意します。

これが典型的な暴力的な関係性が始まるパターン。

ケース2

事実を観察する

不倫(別件)の彼に誕生日のプレゼントにアクセサリーのリクエストをしたところ、「食事も行くし、そんなになんでもかんでも願いは叶えられない」と返信と批判が続き驚いた。
アクセサリーは15,000円から30,000円、食事は10,000円。

ストーリーが作動します

長期的なパートナーシップを築く人たちは、はじめてのお泊りに7−10万円の予算をかけてくれてたけどなー。。。誕生日は1年に1度しかないし。高級外車乗ってて、私への予算はそんな感じなんだ。
私って彼にとって何なんだろう?SEXがしたいんだったら風俗行ったらいいんじゃないかな、2万くらいでしょ?
でも、だったら1年に1度アクセサリー買った方がコスパはいいんじゃないかなー?
わたしたちには愛情もあるし・・・

解釈が走ります

それほどの価値も私には感じないんだね(がっかり 涙)
これ以上傷つきたくないから、もう会うのはやめよう。で、すぐに別れる。

人は、痛みを回避するためのパターンを持っている

こんな風に、人は同じパターンを無意識に回し続けています。
最近メンターのみいちゃんに構造分析をしてもらい理解!
100万回やってると思うよ(笑)」と言われました。
やってる100万回!
みいちゃんの構造分析は書籍でどうぞ。
ザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー

わたしの場合は「愛し愛されたいけど、わたしは愛されない」という痛みパターンを持っているため、これです。
「ほらね、私は大切にされない。愛されるに値しない。だからこれ以上傷つかないように、この関係は終わりにしよう」と早々に終える。「好きだった人」は「私を大切にしなかった人」という強いエネミーイメージに差しかわります。これは、NVCをしている私にはとても珍しい現象。人にエネミーイメージがほぼつかないから。よっぽどの痛みがある異常事態なのだなということだけはわかります。
相手の問題ではなくて、私の無意識下にある「ママは自分には数十万の毛皮を買うのに、私の1万円の学校のコートは買ってくれなかった」みたいなのが、ひもづき思い出されて傷がうずくのだと思います。

なお、これが恋人たちにどう見えているかというと
「レミはプライドが高くてわがまま」という解釈になります。
自分の痛み回避パターンは相手には見えなくて、表面的な暴力だけのやりとりが起こります。
これ、絶対に相手に言えるようなことじゃないけど(プライドが高いから?!)ほんとうはシェアされてるといいよね。
いつかマイナンバー的に、成人になる時にはこういうデータベースが揃ってて、つき合う前におたがい見れてたらいいのになって思ってます。
彼らにも、わたしには見えない過去の痛みとパターンがあると思うから(まだ、思いやれるほど回復してないので、見る気もおきません)

「ほらね、わたしは愛されない」については、こちらの記事たちを。
同じパターンを持ってる人がたくさんいるなーってカウンセリングしてて思ってます。
気づくと自覚できて外しやすくなるので、同じの持ってる方はご参考にしてください♡
あー、恥ずかしい(笑)ま、誰かの役に立てばいーや。

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愛=お金+時間+想い+表現

「お金の切れ目が縁の切れ目」とまでは感じないけど、私にかけてくれるお金や時間や心や文章量つまりエネルギーの総量で愛の多少を測るところがあるみたい。と親友たちに話していると。

「私だったら愛をお金や物で表現されるの嫌なんだけど、レミちゃんはそこに抵抗ないの?」

と聞かれます。

「ない!まったくない♡」

「たぶん、レミちゃんの家では、お金で愛情表現がされていたのかもね」と親友。
掘り進めていくと、お金や大きなエネルギーをもらうことで「愛」や「承認(存在する価値がある)」が信じられる癖がついているみたいです。「(ママは)私を愛しているなら、最後にはお金をくれるはず」みたいなストーリーがついちゃってるんだろうなー。
「マテリアル・ガール」ってダサいけど、痛いほど身に染み付いています。バブルとコギャルのはざま世代。
そんな私がソーヤー海くんに出会い、いまギフティビズムを生きているのは、衝撃的なシフトなのでした。

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NVCとギフトをゴリゴリやってるのに、好きだった男性たちに対するこのエネミー・イメージは謎。こと恋愛になるとマリアナ海溝的な深いポイントがあって、闇の解明は必須ですね。と思っていたらある日とつぜん天啓が降りました。
その話はこちらから。

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